1-890氏
890 名前:子爵×ドロシー 1/3[sage] 投稿日:2008/03/01(土) 00:41:29 ID:SJjGT7Nn
「エロが書けない公式カプ」の筆頭(推定)に挑戦。ヴぁんぷ!の子爵×ドロシー。
ダイアモンドダスト、という現象がある。
空気中の水蒸気が、急激に冷やされることにより気体の状態から直接小さな氷の粉に
なることがあるのだ。空中に突如あらわれる煌めく粒子はさながら粉々の
ダイアモンドのようで、そう称されている。
バルシュタイン城を訪れた純白の美女の煌めく美しさは、さながら
ダイアモンドダストであった。
名前をドロシー・ニパスという。雪の妖精かのような彼女は実際には妖精でなく
吸血鬼であり、婚約者もいる。
いりくんだ城の一室。存在を知るのは緑のメイドさん達の中でも極一部という、
元領主・ゲルハルト・フォン・バルシュタインのプライベートルームで、
彼女は部屋の主である婚約者と見つめあっていた。
「ゲルハルト…」
名を呼べば、眼前に存在する血溜まりが激しく波打つ。赤いスライムのようなそれが
ドロシーに抱きついた。霜が降るスピードが比較的遅いのは、暖炉がすぐ側に
あるからである。赤い体は波打ち、小さな飛沫を立てた。ドロシーの目線の先で、
情熱的な愛の言葉がどんどん綴られていく。
「ふふふ。…私もよ」
笑った頬に、子爵
891 名前:子爵×ドロシー 2/3[sage] 投稿日:2008/03/01(土) 00:42:48 ID:SJjGT7Nn
そうして露になったのは、やはりどこまでも白く美しい肌だった。
赤い飛沫に包まれ、その白さはより一層際立つようである。
綴られる字や本体(?)の血溜まりの動きを意識しながらも、恥ずかしそうに、
それでも脱ぎ去られていく服。時折子爵に促されながら、彼女は一糸纏わぬ
姿となった。
「もう……服を脱ぐのっていっつも私だけなんだから。当たり前なんだけどね。
それにゲルハルトひどいわ、貴方が脱がさせておいてそんなに目を反らすこと
ないじゃない。……もう、『目はない』じゃなくて、――ッ、きゃっ!」
不意に純白の美女の裸体に、ばしゃばしゃと大量の血液が浴びせかけられた。
彼女は恥ずかしそうにそれを受け入れる。
「やあん、そんな駄目よ、凍っちゃう…え、暖炉で体を暖めてた? そういえば
本当ね、温度を感じるわ」
見ると、血溜まりは大きくふたつの塊に分かれ、片方がドロシーと抱き合い、
片方は暖炉の火のそばでスタンバイしていた。時折それらが入れ替わることで、
長い触れ合いを実現させている。
「ひゃ、あ、ぁあん!」
鮮血が一筋、白く滑らかな肌を伝って下半身に伸びた。どくどくと流れる様は一見
グロテスクだが、子爵の体の一部が彼女の中に侵入しているのだ。
そう、液体の男に女を濡らす必要はない。
「ふ、んんッ、ゲルハルトぉお…」
血塗れの床の上でひくひくと蠢く女の顔色は真っ白だった。いや、僅かに
赤らんでいるか――周囲の真紅に紛れてわかりづらいが。
「ぁっ、あん、そこ……」
変幻自在の血液スライムは、普段からタイピングやゲーム程度の精密な動きはできる。
ある意味全身が手であり目である子爵が与える快感は、大抵のものではないのだった。
柔らかな動きで拡げたり、敏感な箇所をピンポイントにつついたりを繰り返す。
意思を持つ液体故の動きに、ドロシーは感じ入った。
「あ、あん、ゲルハルト、イくぅ、イっちゃう――っ」
あと少しで達する。その時に、ゲルハルトの動きが鈍り始めた。
そう、膣内で冷やされた血液が氷結してしまったのだ。
892 名前:子爵×ドロシー 3/3[sage] 投稿日:2008/03/01(土) 00:43:54 ID:SJjGT7Nn
「ひぁ? は、あん…」
困ったようにさ迷うドロシーの視線が、血の文字列を追う。読み取って微かに目を
見開いた後、それでも恥ずかしげな素振りでコクリと頷いた。
そうして、手が彼女の秘所に伸ばされる。
すかさず鮮血が指に絡み付いて、挿入されたそれと白い指が赤い氷で固定された。
「――ん、ッ」
そしてそれを引き抜こうとする。
「はぁああぁ、ひゃあっ」
しかし彼女の中に充満した状態で固まった氷は、少し動かすだけでイく寸前だった体に
強い刺激をもたらす。
「ん、ふぅんんんっ……」
ゆっくりと引き抜かれる赤い氷。励ますように興奮しきるように、あたりには血液が
乱舞していた。
「ひゃ、はぁあ、や、ゲルハル、トぉ……っ」
少し引き抜くたびに、興奮は高まる。僅かに腕がぶれると、中の氷塊が連動して
中を擦る。
「ぁ、ぁ、あああっ」
それでもなんとか、ドロシーはすべてを抜くことができた。ぬぷりと音を立てて
抜けた氷塊はしかし、その弾みに割れ目のすぐ上、ぷっくり膨れた彼女の敏感な点を
擦っていく。
「は、ぁ――!!」
それに合わせるように、彼女の豊かな胸にさざ波のような血の愛撫が与えられた。
「あ、イく、イ、あ、ああああああぁぁ――ッ!」
今度こそドロシーは絶頂を向かえた。びくびくと体を震えさせ、呼吸を荒げる。
そうして制御を失った彼女の体は、吸血鬼独特の能力の制御も一時的に効かなくなって、
結果、室内の温度が急激に下がり――
うっかり暖炉のそばに長くスタンバイしすぎて多量に気化し、部屋中に拡散していた
血みどろ紳士の体を、小さな赤い氷の粒にした。
キラキラと輝くそれは、まさしく血の色のダイアモンドダスト。
奇しくも、まるで彼の絶頂を示したかのようなタイミングになって――空中に舞う
血の色の光の中、ドロシーは汗ばんだ顔に柔らかい微笑みを浮かべた。
…子爵は蒸発はともかく気化しない気がするけど
スルーしてくれorz(今気づいた)
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